上流には、人工的なものは一切ない。岩と土、木の根の間からしみ出してきていつの間にか流れとなっていく。
川に注ぎ込むすべての流れが「源流」と言える。ただ地図上に認定された源流点にすぎないが、苦労してはるばるやってきた甲斐が報われる瞬間。
しかし実際よく見ると、バーナーで煮沸された湯の中には、「トビケラ」の抜け殻、広葉樹の葉なんかがいろいろ混ざっている。フィルターを通すから、それぞれのカップにはその形跡は残らないが、いろいろと源流の味が混ざって「源流コーヒー」となって抽出されてくる。
豆の鮮度が古かろうが、味が濃かろうが薄かろうが、とにかくうまい!
吉野川源流ツアー2014、今年も行ってきました!
生まれたばかりの水、それを支える森、素晴らしいチームワーク、本当にありがとうございました。
源流点へと続く登山道は、崩落や老朽化が著しく、なかなかスリリングな行程となっています。補修・復旧には、予算がおりないようで、しばらくは自然の力のなすがままとなっていくようです。
できるだけ多くの方に、吉野川源流のあるがままの自然の姿をみてもらいたいと思う一方で、大勢が押し寄せて痛めつけられてしまった自然の姿も知っているため、源流登山道の姿は、悲しさもありうれしさもあります。
このまま手つかずで置いておいて、原生地域として保全していく、それがぼくの吉野川源流地域への想いです。
そしてまた「よし!あの場所へ帰ろう!」と意気込んで、準備して、覚悟して、訪ねていきたいと思います。
ご参加いただいたシュウさんのブログ http://ameblo.jp/fine-connector/entry-11899316492.html
宿泊でお世話になった「山荘しらさ」のブログhttp://live.shirasa.com/article/402868809.html