5月連休最後に、森の子ども冒険教室を開催しました。
前日、子どもたちにあれを教えてあげよう、これを伝えたいと意気込んでいたぼくですが、あることをすっかり忘れていました。それは、自然の中で時間を過ごすこと、それ自体が教室だということです。教える必要などありません、子どもたちが持っている感性で、勝手に学びます。むしろ教育的な言葉は邪魔物ですらあります。
火をおこし始めたら、子どもたちは興味深々でした。やり方を、みていないようで、しっかり見ています。朝方まで雨が降っていたので、木や枝、葉などが湿っていて、火がおこりにくくなっています。それでも、「自分の火」をおこすために、あれやこれや工夫を凝らしていました。
ぼくが伝えたいこと、それはあるもので「工夫」することです。
そして森の探検に出かけて、子どもたちが考え出した遊びは、「崖の石転がし」です。10メートル以上下の沢に向かって、石を投げたり、転がしたりするだけなんですが・・・。ゴロゴロゴロといって、沢にバッシャーン。その瞬間、子どもたちは大爆笑するんです。まったく何がおもしろいのかわからないのですが、何しろ子どもたちは大爆笑しています。それも何度も何度もやって、大爆笑。
とにかく子どもたちが楽しそうにやっているのを見て、こちらも大爆笑でした。
森の時間はあっという間に過ぎてしまいました。
子どもたちが調理した鶏の丸焼きも美味しかったですし、沢の水を飛び越えて川の向こう側に行ってみたり、流れ出しきている沢水をちょっとなめてみたり。いろいろチャレンジしてみて、経験してみること。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。