人工林にもたくさんのストーリー

雨天は、絶好の植え付け日和!

ということで、今日は雨の中、木を植える仕事でした。

苗を植えた後、それが根付くためには多量の水分が必要です。晴天時には、植え付け後にわざわざ水をまく仕事が余計に必要です。その手間が省けるので、ラッキーと言えばラッキー?!

作業している時は、体があたたまって汗ばむほどですが、体を休めると雨なんだか汗なんだかで体が冷えそぼってしまいます。

林業の仕事の中でも、植え付けの仕事は特にハードです。ほとんど手作業になるからです。 まず苗をしょって歩く、登る。地拵え(ぢごしらえ)と呼ばれる、植えるための準備。灌木を片づけたり、草を刈って寄せたり。そして鍬で地面を掘る。植えたら土を寄せる。立ったり座ったり。

今回は、ヒノキの苗を植える仕事でした。これまで広葉樹を植えることはあったのですが、針葉樹を植えたのは初めてでした。

日本の森林は、戦後にスギ・ヒノキと言った針葉樹を一斉に植樹しました。人工林と呼ばれるものです。その後、木の値段が下落していく中で、人工林は手入れ不足や放置されることが多くなりました。しかし近年、生態系や環境保全の観点からも、単一的な針葉樹の林から、広葉樹の林に戻していこう、または針広混交林(針葉樹と広葉樹が混ざった林)を作っていこうという流れが主流になってきています。樹種転換といいます

そんな訳ですので、ヒノキ(針葉樹)を植える仕事というのは意外でした。

黙々と作業している途中、考えていました。今、植えた木が育ち、お金(商品)となるのは、50年以上も先の話です。自分の孫かもしくはその先の世代のための投資と言えるでしょう。

きっと、先祖も、孫や後世代のためと思って、スギやヒノキを植えてくれたことでしょう。そう思うと、人工林にもたくさんのストーリーが流れています。

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