とてつもなくいい旅をしよう

10年ぐらい前、キルギスに留学した。

関空から、ウズベキスタン航空でウズベキスタンのタシケントをトランジットして、キルギスのビシュケクに入るフライトだった。せっかくタシケントに行くのだから、3日ぐらい滞在して「何でもみてやろう!」的な勢いがあった。

宿も当然、行き当たりばったり。

空港でタクシー運転手に、

「安いホテルに行ってくれ!」と、当然ロシア語で。

「お客さん、いいんですかい?」

「?」と一瞬、思ったが、部屋に入った途端にわかった。

部屋に入った瞬間、部屋の電話がなる。

ジリリン ジリリン

「アロー」

「お兄さん安くしとくよ」とセクシーなお姉さん声。そういう宿だった・・・。

 

タシケント初日。まずは繁華街にと意気込んでいくと、

「ミスタル、ミスタル」(ミスターの意味、ロシア語圏の人のrは巻き舌)

警察官に呼び止められ、ポリスボックに連行される。

5,6人の警察官に取り囲まれ、事情聴取が始まる。

「You have weapon!」

とか言い始めて、芝居めいてくるのが明らかにわかる。持ってるものを全部出す。

一応、こんなこともあろうかと財布の中味は、部屋に置いてきたかばん(これもあの売春宿では気が気じゃないんだが)とか靴の中敷きの裏とかに、分散させてあるんだけど、買い物する予定だったので、財布には300ドルぐらい入ってる、ピンチ。

もう観念して、どういう手口でやるのかじっくり観察してやろうと決め込んだ。

その手口はというと、一人がパスポートを手に、正面で質問をしてこちらの気を引く。そのすきに財布を持った別の警察官が、背後に移動していき、机のかげに財布からお札を落とす。するとその向こう側にあったドアから、掃除のおばさんが出てきて、ホウキとチリトリで、さっと掃きとってしまうという連係プレー!掃除のおばさんまで出てくるんかい!と思わず突っ込んだ。

その手口、ばればれなんですけど、警官だし、拳銃持ってるし、大勢だし、言葉通じないし、泣き寝入りするしかないですよね。

その後は、しばらく腹が立ったけど、その晩は、ホテルの隣部屋のアフガニスタン人の出稼ぎ労働者と仲良くなって一緒に飯食って酒飲んで、おごってもらったから次の日には怒りはおさまってた。でも夜中も、しきりに電話のベルは鳴っていた。

中央アジア一日目終わり。

ky3

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