川辺川

 新車suzuki glass trackerを駆って、川辺川へ。
 どこの道沿いも、桜が満開で、見るも匂いも音もすべて春一色である。
 
 ダム建設問題に揺れる川辺川は、八代海に注ぐ球磨川の支流である。
 つい先日の熊本県知事選は、ダム建設に反対を表明していた矢上雅義さん(前相良村村長)が出馬したが、結局ダム建設推進派の候補者が当選した。ダム建設予定地の直下流が相良村だが、相良村村長にもダム推進派が当選するという結果になっている。時代は、民衆は、どこに向かっていくのか。
 
 ダム建設予定地直上流は、五木の子守唄で有名な五木村だが、川辺川沿いの山間を走ると、突然に現代建築の集落が現われる。もともと五木村の中心地があった頭地(とうち)地区は、ダムのバックウォーター(ダム湖)に沈む計画であるので、代替地として、山の高台に移転したのだ。これも1軒をのぞいて、移転が完了している。計画としては、工事用道路もほぼ完成、ダム本体は基礎部の一部が出来上がっている。
SANY0493SANY0480
 しかし地域住民や環境団体等の反対運動があり、現在は本体部の着工がストップしている現状である。
 川辺川ダム問題については、以下のサイトに詳しい↓
 
 ダムができてしまってからでは、もう取り返しがつかないことになる。だれが本来の自然の姿を再生することができるのだろうか?本当にダムが必要なのであれば、すべての情報を開示して、また必要な調査を行い、地域住民および関心をもつすべての人々を交えて話し合うべきだ。これには何年、いや何十年かかってもかまわない。なぜならば、先ほども述べたように、一度失ってしまった川の機能を、人間が再現することはできないからだ。
 
 ダムサイトは、五木村と相良村の境界近くに建設されている。この日は、五木村より上流は、川辺川の名にふさわしく青々と澄んだ清流の姿が見られた。が、工事が頻繁な五木村より下流は、白濁した流れが、球磨川の合流点まで続いていた。
SANY0459
 
 このあと、「バタフライ効果」について考えた。「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」と表現されるように、自然のシステムはひじょうに複雑に密接にかかわりあっていて、たとえ遠く離れた場所で起こった出来事であっても、何らかの影響をもたらすという考えだ。エルニーニョ現象は、これをわかりやすく証明している。
 ぼくはこれまで、ダム建設等の地域の出来事は、地域の人々の決断であるので、外部の人間がとやかく言うことではない、と考えてきた。しかし温暖化や自然バランスの崩壊を身をもって感じる今は、そうは思わない。例え熊本という遠い地で建設されるダムであっても、生理的に、社会的に、自分の生活に何らかの影響を与えることは間違いないし、つまり人類全体に影響を与えることになるだろう。
 
 問題を知る必要があるし、未来世代のためにも、だれもが責任と権利を持っている。
 こんな風に言うとキリがないのだが、自分にできる範囲でかかわっていこうという気持ちと、常に社会に対してアンテナをはっておく姿勢が必要だと思う。
広告
カテゴリー: 旅行 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中