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 紅葉の東赤石山を歩く。
 愛媛県新居浜市にあるこの山は、尾根を隔てて南北に分水する。流れは北は瀬戸内海、南は吉野川の支流・銅山川に注ぎ込む。
 
 10月の終わり、今年は例年にやや遅れて紅葉が見ごろだ。
 瀬場の登山口からのぼりはじめ、すぐに沢伝いの自然林が気持ちいいトレイルを行く。しばらく雨は降っていないが、豊かな自然林は水をとうとうと蓄え、沢は水を惜しげもなく流し続けることができる。水は思ったより温かい。
 思っていた以上に山頂までの道のりは長い。山頂付近は岩肌が露出し、巨岩がごろごろとあたり一面に転がっている。あの石はのぼれるとか、あれはきついな~とか思いながら歩を進めていく。山頂まで1時間という辺りからガスが巻きはじめ、山頂ではもうまったく視界は利かなくなっていた。瀬戸内海が一望できるときいていただけに、残念。南面はわずかに雲が動き、周囲の色づいた木々の光景が実に美しかった。
 
 この山にのぼろうと思った訳は、数年前に遡る。四国の山をのぼって、ヒッチハイクして帰路についた。その時に乗せてくれた人は、愛知県出身で山岳ガイドだと名乗った。下見を兼ねて一人で四国の山を歩いている、そして次は自分が兼ねてからのぼりたかった赤石山に行く、と言った。
 その後、松山の方面へ高速道路を利用していると、伊予寒川周辺でやけに海のそばで切り立って聳え立つ山があるな、と。後で調べてみるとそれが「東赤石山」だった。
 その人が言ったように、静かな美しい山だった。
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