オリーブの島

 オリーブの島、小豆島へ。
 オリーブ発祥の地や、映画『二十四の瞳』で有名な島は、高松港よりフェリーでほんの1時間。
 
 土庄(とのしょう)港に降り立ち、主要道を東へ。夕方から4時間かけて草壁(くさかべ)まで歩く。途中、いくつかの峠や港を越える。
 3年ほど前、ここを訪れたときとの変化に驚く。国道沿いにはたった3年の間に、コンビニ、パチンコ店、大型本屋チェーンが立ち並ぶ。過疎が進む、島の暮らしにも都会の資本は魔の手となって忍び寄っている。
 日本中、山奥の山村へ行っても24時間休むことのないネオンは輝き続ける。豊かさを失った我々の暮らしは、これ以上どこへ向かおうとしているのか?
 穏やかな瀬戸内海を見つめながら、さざ波とむなしさが押し寄せてきた。
 
 さらにこの小さな島にも、はっきりいって不要なダム建設の計画がすすめられている。すでに小さなダムが島にはある。内海(うちのみ)町の別当川に建設が進められている内海ダムは、日本三大渓谷美として知られる寒霞渓(かんかけい)の自然を水没させる。20数年前の洪水を根拠として治水目的とされているが、その時におこった洪水被害は下流にある別の川が原因と言うことがわかっているが、香川県は依然としてこの計画をすすめている。
 一体全体、どうなっているんだい?
 
 大学生の時、ぼくは灰谷健次郎さんの著作に心頭した。灰谷さんは都会の生活から逃れ、小さな島での穏やかで豊かな暮らしを望んだ。豊かな自然資源、次世代へと受け継がれる文化・伝統、幾世代先を見据えた持続可能な質素な生活・・・。
 これから生まれてくる子どもたちは、どこへ向かえばよいのか?
 
広告
カテゴリー: 旅行 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中