パラマウント

 パラマウント・チャレンジ・カヌーの全国大会に参加。
 
 京都、由良川、美しい美山の原生林をぬけるこの川も、ダムや堰といった公共事業の魔の手からは逃れられない。美しい山間の村を流れるこの川もまた、ダムに遮断され、川の水は濁り、川底の石にはざらついた苔がこびりついていた。
 
 「パラマウント」とは「最高の」という意味を持ち、障害者の方が「最高の挑戦」をする。それこそがカヌーなのである。
 障害者カヌー協会は、今から10年前に旗揚げされ、現在ではパラマウント・チャレンジ・カヌーとして、日本全国で活動の輪を広げている。
 今回はこの9月に京都で、年1回の全国大会が開催されたという訳だ。
 
 吉野川自然教室でも2004年度から、徳島の知的障害者を対象としたカヌー教室を行なっている。今回は障害者カヌー協会の運営know-howを勉強しに行ってきた。
 
 全国大会は、1泊2日のスケジュールで行なわれる。全国大会といっても、スラロームでタイムを競うとかそういった類の競技ではなく、とにかく2日間、楽しくカヌーができる。
 
 1日目 由良川のショート・ツーリング 約3キロほどの行程
      (夜:障害者カヌー協会総会)
 2日目 初心者講習会
      大運動会
 
 障害者の参加者は約30名ほど。スタッフはその倍の60名は数える。
 障害者の方の障害は実に様々で、身体障害者の方では全盲であったり、肢体不自由であったり。今回は知的障害の方の参加は少なかった様子。
 
 運営は、サポートに細心の注意が払われている。たとえば、カヤックのフィッティング。スポンジ、お風呂マット、フローティング。それかたパドルやコクピットにも、障害にあわせて様々な工夫がなされている。
 安全管理は、最新の注意が払われ、なおかつそれがお仕着せがましくなく自然に行なわれていることに感嘆。スタッフの方々の、努力と工夫と熱意にうたれる。
 
 また総会での話し合いの内容にも考えさせられる。「障害者カヌー」というものをおこなっていく上で、それぞれの情熱のあり方が問われる。協会というものを運営していくために、情熱をそそぐのではなく、協会とか会員とかそんなものに捉われず、障害者にカヌーをする機会を提供する、それこそが情熱のあり方だという意見に、まさに初心を忘れるべからず、自分自身と吉野川の運動について反省する。
 
 実にすがすがしく、カヌーという道具の魅力を再発見した。みなさまの情熱に打たれる。
 
↓障害者カヌー協会HP
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