the ancient road

 熊野古道へ出かける。

 紀伊田辺から紀伊山地を抜け、新宮まで続く中辺路(なかへち)。途中、いくつもの王子、村落、山、川、森を抜ける古道。実に山深く、緑豊かである。しかし映像で目にする、杉や檜の巨木の間を石畳の道が続くイメージの中の熊野古道ではない。間伐されず密生した状況のモヤシ林が目につく。もちろん手入れされている森林もあるのだが、この中辺路では大部分が手入れが行き届いていない印象を受けた。

 しかし歩いている最中は、休日にもかかわらず、いたるところでチェンソーの音を轟かせ森林の手入れをする人に次々に出くわした。古道が世界遺産に登録されてから、周辺の整備が始まったのかもしれない。

 熊野古道は、中辺路の他にも、大辺路、小辺路、紀伊路、伊勢路などいくつも参詣道が紀伊山地と半島の海岸沿いを網羅している。1ヶ月や2ヶ月をかけなければ、全部回りきれない。それぞれが川沿いであったり、海沿いであったり、また山道であったりとバリエーションが実に豊富だ。

 今回訪ねた中辺路は古代からの参詣道として、巡礼者がもっとも多いらしい。仙人風呂と呼ばれる川底から湧き出る温泉があったりもする。熊野川の色は、驚くほどに透き通った青色をしていた。尾根道から見える紀伊山脈は実に奥深かった。一つ一つに巡礼道に歴史の跡が刻まれ、村の生活が営まれている。

 スピリットを感じた古道巡りになった。

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